ニホンイシガメ

ニホンイシガメ

ため池や河川、農業水路に生息しています。九州では特に福岡県など北部地域において、アライグマの食害により激減しています。熊本県ではまだ多く見られますが、今後アライグマの南下により影響を受けることが心配されます。

ニホンイシガメ
ニホンイシガメの幼亀(益城町のため池、2022年6月)。甲羅の年輪から1歳半であることがわかります。

ニホンイシガメ
「亀」というと鈍いイメージがあるが、水中では意外と俊敏。三重県員弁川水系(2004年9月)。

メスはオスよりも一回り大きく成長します。老齢個体は甲羅の年輪が摩耗により失われてツルツルになり、年齢を知ることができませんが15年以上は生きるようです。

クサガとよく似ていますが、クサガメは全体に黒く、甲羅に、縦に三本の稜線が入ることで区別できます。ただし、「ウンキュウ」と呼ばれる雑種も稀に見つかります。